1. 樹種別の肥料管理の基本ポイント
| 樹種 | 代表例 | 成長サイクル | 肥料の目的 | 
| 常緑樹 | シラカシ、ツバキ、オリーブ | 年中葉がある | 葉の健康維持・新梢成長 | 
| 落葉樹 | モミジ、サクラ、ケヤキ | 春~秋に葉、冬は休眠 | 春の新芽・秋の紅葉強化 | 
| 針葉樹 | レイランディ、マツ、ヒノキ | 常緑・成長が早い | 葉色の鮮やかさ・樹形維持 | 
2. 季節別・樹種別の肥料管理スケジュール(西宮市向け)
| 季節 | 常緑樹 | 落葉樹 | 針葉樹 | 
| 春(3月中旬~4月) | 成長スタート ・化成肥料(8-8-8)100g ・窒素多めで新葉促進 | 新芽準備 ・化成肥料(10-6-6)80g ・窒素重視 | 新梢成長 ・化成肥料(10-6-6)100g ・窒素+マグネシウム | 
| 夏(6月下旬~7月) | 維持管理 ・液体肥料(1000倍) ・少量(50g) | 成長維持 ・液体肥料(1000倍) ・控えめ(50g) | ストレス軽減 ・液体肥料(1000倍) ・少量(50g) | 
| 秋(10月中旬~11月) | 耐寒性強化 ・化成肥料(5-10-10)100g ・リン酸・カリ重視 | 紅葉・根強化 ・化成肥料(5-10-10)80g ・リン酸・カリ重視 | 冬支度 ・化成肥料(5-10-10)100g ・リン酸・カリ重視 | 
| 冬(2月下旬) | 土壌改良 ・堆肥2~3kg(マルチング) | 休眠期 ・堆肥2~3kg(マルチング) | 土壌改良 ・堆肥2~3kg(マルチング) | 
3. 実践的な施肥方法(共通ステップ)

① 施肥エリアを決める
- ドリップライン 画像の白い部分に沿って施肥。
- 幹から30cm以上離す(根焼け防止)。
② 固形肥料の施し方
- ドリップラインに沿って幅30cm・深さ10~15cmの溝を掘る。
- 肥料を均等に撒き、土と軽く混ぜる。
- 埋め戻し後、たっぷり水やり(肥料を根に浸透)。
③ 液体肥料の施し方
- 1000倍希釈(例:ハイポネックス)。
- じょうろでドリップラインに均等散布。
- 土が乾いている場合は事前水やり。
状態によっては活力剤の使用を検討が必要。活力剤の使い方はこちら。
④ 堆肥・腐葉土(冬・土壌改良)
- 根元に5~10cm厚で敷き詰める。
- 軽く土と混ぜ、マルチングとして残す。土壌改良の記事。
4. 肥料不足の症状と即解決策
| 症状 | 原因 | 解決策 | 
| 葉が黄色くなる(黄化) | 窒素・マグネシウム・鉄不足 | ・春に窒素多めの化成肥料(8-8-8) ・マグネシウム入り液体肥料(1000倍)を2週間に1回 | 
| 葉が小さい・成長が遅い | リン酸不足 | ・秋にリン酸多めの肥料(5-10-10) ・骨粉を混ぜ込む | 
| 葉の縁が茶色く枯れる | カリウム不足・根焼け | ・秋にカリウム多めの肥料 ・水やりで肥料を洗い流す | 
| 紅葉が薄い(落葉樹) | 窒素過多・リン酸不足 | ・秋は窒素を控え、リン酸・カリを強化 | 
| 針葉が黄ばむ(針葉樹) | マグネシウム不足 | ・コニファー用液体肥料(マグネシウム入り)を散布 | 
5. 西宮市での注意点
- 梅雨:水はけを確保(堆肥・パーライト混ぜ込み)。
- 夏の高温:夕方か早朝に施肥。
- 冬のマルチング:バークチップで根を保護。土壌改良の方法を詳しく見る。
6. 推奨肥料(西宮市で入手可)
- 化成肥料:ハイポネックス、マイガーデン
- 液体肥料:ハイポネックス原液、リキダス
- 有機肥料:油粕、骨粉、堆肥
- 購入場所:ホームセンター
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