もくじ:
日本芝(野芝・高麗芝)の緑を維持する年間管理スケジュール
1. 春季(3月〜5月):芝生の成長準備と雑草対策
2. 夏季(6月〜8月):暑さ対策と緑の維持
3. 秋季(9月〜11月):冬越え準備と雑草抑制
4. 冬季(12月〜2月):休眠期のメンテナンス
日本芝(野芝・高麗芝)の緑を維持する年間管理スケジュール【実践編】
1. 春季(3月〜5月):芝生の成長準備と雑草対策
2. 夏季(6月〜8月):暑さ対策と緑の維持
3. 秋季(9月〜11月):冬越え準備と雑草抑制
4. 冬季(12月〜2月):休眠期のメンテナンス
1. 春季(3月〜5月):芝生の成長準備と雑草対策
春は芝生の生育が始まる時期で、緑を整える土台を作ります。兵庫県南部では3月下旬から気温が上昇し、芝生が目覚めます。
主な作業
- 芝刈り(3月下旬〜4月)
芝生の成長が始まる前に、枯れた葉や冬の残渣を除去。芝刈り機で高さ2〜3cmに整え、均一な成長を促します。週1回、芝の長さが5cmを超えたら刈り込み。
- 除草剤散布(3月下旬〜4月)
シバゲンDF(0.02g/m²)を水0.1〜0.2L/m²で希釈し、動力噴霧機または手動加圧ポンプで散布。雑草の発芽前が理想で、効果は約40日持続。散布後6時間は雨を避け、1週間は芝刈り禁止。(シバゲンの散布方法詳細はこちら。)
- 肥料施与(4月)
窒素・リン・カリウム(N-P-K)バランスの芝生用肥料(例: 10-10-10)を10〜15g/m²施与。粒状肥料を均一に撒き、散水で浸透させる。過剰施肥は芝焼けの原因なので注意。
- エアレーション(4月中旬)
土壌が固まっている場合、エアレーターやピッチフォークで5〜10cm間隔で穴を開け、根の通気性と水はけを改善。砂や腐葉土を薄く撒いて穴を埋める。
- 散水
土が乾いたら週1〜2回、朝早くに1m²あたり5〜10L散水。過湿は病気の原因なので、排水性を確認。
ポイント: 春の雑草(スズメノカタビラなど)を抑えるため、シバゲン散布は早めが効果的。気温15℃以上で作業を。プロのアドバイスは無料相談で!
2. 夏季(6月〜8月):暑さ対策と緑の維持
兵庫県南部の夏は高温多湿で、芝生のストレスが増えます。緑を保つには水管理と病害虫対策が鍵。
主な作業
- 芝刈り(週1〜2回)
高麗芝は3〜4cm、野芝は4〜5cmを目安に刈り込み。夏は成長が速いので、刈り高をやや高めに設定し、芝のストレスを軽減。刈りカスは回収して堆肥化。
- 散水(週2〜3回)
猛暑時は朝夕に1m²あたり10〜15L散水。夕方遅くは避け、葉が濡れたまま夜を迎えないよう注意(病気予防)。スプリンクラー使用で効率化。
- 病害虫対策
夏はサビ病やカーブラリア葉枯病が発生しやすい。殺菌剤(例: チオファネートメチル系)を予防的に散布。害虫(シバツトガなど)はスミチオン乳剤を希釈散布。
- 肥料施与(6月下旬)
夏の成長を支えるため、窒素多めの肥料(例: N-P-K 15-5-10)を10g/m²施与。高温時は液体肥料を薄めて散布すると吸収が早い。
- 雑草管理
シバゲンの春散布で雑草は抑えられているはずだが、スポット除草が必要な場合は手引きやピンポイントで除草剤(非選択性は避ける)を使用。
ポイント: 高温時の芝焼けを防ぐため、肥料や薬剤の濃度管理を徹底。日中の作業は避け、涼しい時間帯を選ぶ。
3. 秋季(9月〜11月):冬越え準備と雑草抑制
秋は芝生の強化と翌春の準備の時期。兵庫県南部の秋は温暖で、芝生の管理に最適。
主な作業
- 除草剤散布(9月〜10月)
2回目のシバゲンDF散布(0.02g/m²、水0.2〜0.3L/m²)。秋冬の雑草(ハルオオバコなど)を抑え、効果は約120日持続。気温25℃以下の日を選び、散布後1週間は芝刈り禁止。(シバゲンの散布方法詳細はこちら。)
- 芝刈り(9月〜10月)
成長が緩やかになるため、2〜3週間に1回、高さ3〜4cmに調整。11月以降は刈り込みを控え、芝を保護。
- 肥料施与(10月)
冬越え用のカリウム多め肥料(例: N-P-K 8-8-12)を10g/m²施与。根の強化を促し、寒さへの耐性を向上。プロのアドバイスは無料相談で!
- エアレーションと目土入れ(9月中旬)
春同様、土壌の通気性を改善。目土(川砂やバーミキュライト)を1〜2mm厚で撒き、凹凸を整える。
- 散水
週1回、1m²あたり5〜10Lを目安に散水。秋雨で湿潤な場合は控えめでOK。
ポイント: 秋のシバゲン散布は冬雑草を抑え、翌春の手間を軽減。作業は涼しい午前中に。
4. 冬季(12月〜2月):休眠期のメンテナンス
日本芝は冬に休眠し、緑が薄れるが、最低限の管理で春の回復を助けます。
主な作業
- 芝刈り休止
成長が止まるため、芝刈りは不要。枯れ葉は軽く掃き取る程度でOK。
- 散水(必要時のみ)
乾燥が続く場合、2〜3週間に1回、1m²あたり5L程度の軽い散水。凍結の恐れがある場合は控える。
- 雑草チェック
冬雑草(ハコベなど)があれば手引きで除去。シバゲンの秋散布でほぼ抑制されているはず。
- 設備点検
芝刈り機や噴霧器を洗浄・メンテナンスし、春に備える。
ポイント: 冬季は作業を最小限に。凍結や踏圧で芝を傷めないよう注意。
散布方法の詳細(シバゲン年間2回)
シバゲン散布は春(3月下旬〜4月)と秋(9月〜10月)が最適。以下は2パターンの方法(詳しい散布方法はこちら。)。
- 動力噴霧機(広範囲向け)
ブームノズルで均一散布。1m²あたり0.1〜0.3Lの薬液を、歩行速度を一定に保ちながら噴霧。タンク洗浄を忘れずに。
- 手動加圧ポンプ(小規模向け)
5〜10Lのスプレーヤーで扇状に散布。圧力維持のため適宜ポンプを押す。狭い庭に適し、初心者でも簡単。
注意: 散布は保護具着用で、子供やペットの立ち入りを制限。散布後6時間は雨を避け、展着剤を加えて効果を高める。
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日本芝(野芝・高麗芝)の緑を維持する年間管理スケジュール【実践編】
ここからは、より実践的な内容を交えながら芝生の年間スケジュールを確認していきます。
1. 春季(3月〜5月):芝生の成長準備と雑草対策
春は芝生が目覚める時期。兵庫県南部では3月下旬から気温が15℃を超え、野芝や高麗芝の成長が始まります。雑草の芽吹きも早いので、早めの対策が鍵。
主な作業と実践例
- 芝刈り(3月下旬〜4月)
- 作業: 芝刈り機(例: マキタ電動芝刈機MLM432)で高さ2.5〜3cmに設定。週1回、芝が5cmを超えたら刈る。刈りカスは熊手で集め、堆肥箱へ。
- 実践例: 100m²の庭で、3月25日に初刈り。30分で終了し、刈り高を均一に保つため、2方向(縦・横)から刈った。芝生が薄い部分は刈り高を3.5cmに上げて保護。
- 除草剤散布(3月下旬〜4月)
- 作業: シバゲンDFを2g/100m²(水20Lで希釈、展着剤1mL添加)。動力噴霧機(例: 工進SS-10)または手動ポンプ(例: アイリスオーヤマ5Lスプレーヤー)で散布。気温15〜20℃、無風の朝に。
- 実践例: 4月1日、晴天の朝8時に散布。50m²の庭で手動ポンプを使用、10Lタンク1回で均一散布。スズメノカタビラが20日後に枯れ始め、40日でほぼ消滅。
- 肥料施与(4月中旬)
- 作業: 芝生用肥料(例: ハイポネックス芝生肥料N-P-K 10-10-10)を12g/m²、肥料散布機で均一に。散水(10L/m²)で浸透。
- 実践例: 4月15日、100m²に1.2kgの肥料を散布。30分で作業完了。翌日、ホーススプリンクラーで10分散水し、芝の緑が1週間で鮮やかに。
- エアレーション(4月中旬)
- 作業: ローンスパイクで5cm間隔で穴開け。川砂を1mm厚で撒き、熊手でならす。
- 実践例: 4月20日、50m²の庭で手動エアレーターを使用。2時間かけ、硬い土壌をほぐし、排水性が向上。1週間後の雨で水たまりが減少。
- 散水
- 作業: 週1〜2回、朝6〜8時にスプリンクラーで5〜10L/m²。
- 実践例: 4月は週1回、タイマー付きスプリンクラー(例: タカギ自動散水キット)で10分散水。土壌水分計で過湿を防ぎ、根腐れゼロ。
ポイント: 春のシバゲン散布はスズメノカタビラやメヒシバを抑制。作業は気温15℃以上、晴天の朝に。
2. 夏季(6月〜8月):暑さ対策と緑の維持
兵庫県南部の夏は気温30℃超え、湿度80%以上で芝生のストレスがピーク。緑を保つには水管理と病害虫対策が重要。
主な作業と実践例
- 芝刈り(週1〜2回)
- 作業: 高麗芝は3〜4cm、野芝は4〜5cmに設定。刈りカスは回収。
- 実践例: 7月10日、100m²の庭でリール式芝刈り機を使用。週2回、朝7時に30分作業。刈り高4cmで、芝の密度が向上し、見た目が均一に。
- 散水(週2〜3回)
- 作業: 朝6〜8時または夕方4〜6時に10〜15L/m²。スプリンクラー推奨。
- 実践例: 8月は猛暑で週3回、15L/m²散水。タカギ回転スプリンクラーで15分、庭全体をカバー。夕方散水は17時まで完了し、病気予防。
- 病害虫対策
- 作業: サビ病予防に殺菌剤(例: ダコニール1000)を2000倍希釈で散布。シバツトガにはスミチオン乳剤を1000倍希釈。
- 実践例: 7月15日、葉の黄変を検知し、ダコニールを50m²に手動ポンプで散布。30分で完了、2週間で回復。8月1日、スミチオンで害虫駆除、1か月被害なし。
- 肥料施与(6月下旬)
- 作業: 液体肥料(例: ハイポネックス液体芝肥料N-P-K 15-5-10)を1000倍希釈、10L/m²散布。
- 実践例: 6月25日、50m²にジョウロで液体肥料を散布。20分で作業完了、2週間で芝の緑が濃く。
- 雑草管理
- 作業: 春のシバゲンで雑草は少ないが、スポット除草は手引きまたはピンポイント除草剤(例: バスタ液剤)。
- 実践例: 7月20日、メヒシバを10株手引き。5分で終了、芝への影響なし。
ポイント: 猛暑時の芝焼け防止に、濃度管理と朝夕の散水を徹底。作業は涼しい時間帯で。
3. 秋季(9月〜11月):冬越え準備と雑草抑制
秋は芝生の強化と翌春の準備に最適。兵庫県南部は9〜10月が温暖で作業しやすい。
主な作業と実践例
- 除草剤散布(9月〜10月)
- 作業: シバゲンDFを2g/100m²(水20〜30Lで希釈)。気温25℃以下で散布、効果は120日持続。
- 実践例: 9月15日、100m²に動力噴霧機で散布。40分で終了。ハルオオバコが30日後に枯れ、冬まで雑草ゼロ。
- 芝刈り(9月〜10月)
- 作業: 2〜3週間に1回、3〜4cmに調整。11月は休止。
- 実践例: 9月20日、50m²を電動芝刈り機で3.5cmに。20分で終了。10月下旬で芝刈り終了、芝を保護。
- 肥料施与(10月)
- 作業: カリウム多め肥料(例: N-P-K 8-8-12)を10g/m²。
- 実践例: 10月10日、100m²に1kg散布。散布機で15分、散水10分で完了。冬の耐寒性が向上。
- エアレーションと目土入れ(9月中旬)
- 作業: 5cm間隔で穴開け、川砂1mm厚で目土。
- 実践例: 9月10日、50m²に手動エアレーターと川砂5kg使用。1.5時間で完了、芝の根張りが強化。
- 散水
- 作業: 週1回、5〜10L/m²。
- 実践例: 10月は週1回、朝8時にスプリンクラーで10分散水。秋雨で控えめに。
ポイント: 秋のシバゲン散布で冬雑草を徹底抑制。作業は午前中、気温20〜25℃で。
4. 冬季(12月〜2月):休眠期のメンテナンス
日本芝は休眠し、緑が薄れるが、最小限の管理で春の回復を助けます。
主な作業と実践例
- 芝刈り休止
- 作業: 芝刈り不要。枯れ葉は熊手で軽く除去。
- 実践例: 12月、50m²の枯れ葉を10分で掃除。芝への負担なし。
- 散水(必要時のみ)
- 作業: 乾燥時のみ、2〜3週間に1回、5L/m²。
- 実践例: 1月、2週間雨なしで5L/m²散水。5分で終了、凍結なし。
- 雑草チェック
- 作業: 冬雑草(ハコベなど)を手引き。
- 実践例: 2月、10株のハコベを5分で除去。シバゲン効果で雑草ほぼなし。
- 設備点検
- 作業: 芝刈り機や噴霧器を洗浄・点検。
- 実践例: 2月15日、噴霧機と芝刈り機を水洗い・オイル点検。30分で完了。
ポイント: 冬季は作業を最小限に。踏圧や凍結に注意。
シバゲン散布の具体例(年間2回)
- 春(3月下旬〜4月)
- 例: 4月1日、50m²の庭で手動ポンプ(5Lタンク)にシバゲン1g+水10L+展着剤0.5mLを準備。20分で扇状散布、6時間後雨なし。40日で雑草抑制。
- 方法: ノズルを地面から40cm、ゆっくり歩きながら均一に。ポンプ圧は0.3MPa。
- 秋(9月〜10月)
- 例: 9月15日、100m²に動力噴霧機(10Lタンク)でシバゲン2g+水20L。40分で散布、120日雑草なし。
- 方法: ブームノズルで1m²あたり0.2L、歩行速度3km/hでジグザグ散布。
注意: 保護具(マスク・手袋)着用、散布後6時間雨禁止、子供・ペットの立ち入り制限。
追加の実践的コツ
- 土壌診断: 4月または9月にpH測定キット(例: タカギ土壌測定器)でpH6.0〜6.5確認。酸性なら苦土石灰を5g/m²撒く。例: 4月10日、pH5.5で石灰500g散布、2週間でpH6.2に改善。
- 芝生の更新: 5年目の芝生は9月に目土(川砂1mm)と種まき(高麗芝種10g/m²)。例: 50m²に種500g撒き、3か月で密度向上。
- 記録アプリ: 作業を「Gardenize」アプリで記録。例: 散布日・量を入力、来年の計画に活用。
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*注: 植物の状態や気候により枯れのリスクが伴います。責任は負いかねますが、細心の注意で施工します。
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